​札幌支部研究主題

自然と向き合い、協働的に価値を創る問題解決

全道・札幌支部研究部長

鐙 孝裕

​(あぶみ たかひろ)

​北海道教育大学附属札幌小学校

 「自然と向き合う」ことの意義と在り方新型コロナウィルス感染症拡大により、GIGAスクール構想が一気に加速しました。それに伴い、良質なコンテンツも簡単に手に入れられるようになっ
てきています。これらを用いれば、直接自然と向き合わなくても、理科の学習内容を知ることができるでしょう。
 それでは、理科学習において大切にしてきた、「自然と向き合う」ことの意義とは何なのでしょうか。それは、自然事象と関わる体験を通して、追究の主体性を一層引き出せることだと考えます。日々の理科学習において、ものや人と存分に関わり思考を深める問題解決の過程を通して、これまで見えていかなかったことが見えてくる学びを重ねられるようにする。こうした過程を通して、自然事象を見つめる意欲を高めることが、主体性を育むことにつながるものと考えます。

 一方、ICT の発展により、自然との向き合い方は直接体験に限定されるものではなくなってきています。「ICT の活用」という言葉を目にすると、自然離れのようにも感じられ、理科とは親和性が低いようにも思われます。しかし、ICT を活用することにより、自然事象との接点を増やし、関わりを豊かにしていける可能性もあります。

 学びの在り方が急速に変化しようとしている今、「子どもを見とる、子どもから学ぶ、子どもを知る」営みを通して、Society5.0 時代における「自然と向き合う」ことの意義と在り方を見つめ直すことが、求められているのです。

 本会では会の発足時から、「子ども主体の問題解決」を主軸に据え、全道一丸となって、実践研究を進めてきました。その重要性については、令和になった今も異論がないものと考えます。

 一方、子どもの自然体験や生活様式は日々変化しています。さらに、近年は新型コロナウィルス感染症の影響で、さらにその変化が加速しています。教育現場に目を向けてみても、学習指導要領の改訂やGIGAスクール構想の進展など、大きな波が押し寄せてきています。変化が大きな今だからこそ、私たちも、変える勇気と変えない自負をもって研究を進めることが求められていると言えるでしょう。

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